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ファイル転送サービスとは？オンラインストレージとの違いを解説
最終更新日時：2023.7.21
社内メンバーやお客様へファイル共有をする際に利用する「オンラインストレージ」や「ファイル転送サービス」。両者はファイルの共有ができるという点では同じですが、実際は異なるツールです。
本記事ではそれぞれの特徴を比較し、何が違うのか、またどちらのサービスがおすすめかについて解説します。
目次
ファイル転送サービスとは
そもそもファイル転送サービスとは、インターネット上で提供されているクラウドサービスで、ファイルを送受信するサービスです。送信する側は該当サービスのウェブサイト上にファイルをアップロードしてダウンロード用URLを発行します。受け手側はURLへアクセスすることでデータダウンロードが可能です。
無料かつアカウント登録の必要がないサービスも多く、手軽に利用できる点が特徴です。
オンラインストレージとは
次にオンラインストレージとは、インターネット上にデータを保管するサービスのことです。クラウド上のストレージ環境へログインし、ファイルを保管できます。
従来ではファイルの保管は社内に設置してあるファイルサーバーやNAS上に行っていましたが、外出先から閲覧するのが運用上困難であることが多く、またサーバー管理の手間も発生していました。
オンラインストレージの場合、クラウド上にサーバーがあるためどこにいてもファイルの閲覧ができ、自社内でサーバーを管理せずとも利用できるという利点があります。
また、ファイルやフォルダーを共有する際には、共有URLを発行して相手に知らせることで閲覧・ダウンロードが可能です。
ファイル転送サービスとオンラインストレージの違いは？どちらがおすすめ？
どちらもファイル共有ができるサービスですが、どちらを利用するのが良いのか悩む方も多いでしょう。製品により実際の仕様は異なりますが、ファイル転送サービスとオンラインストレージにどのような違いがあるかご紹介いたします。
違い1：利用用途
ファイル転送サービスは「メールでは送れない容量の大きなファイルも送れる」ことから重宝されてきました。あくまで相手方へファイルを共有するためのサービスのため、オンラインストレージのように複数のファイルを保管する機能は有していません。
違い2：ログの管理機能
特に無料のファイル転送サービスでは、ログの管理ができないサービスも多いです。仕組みとして、受け手はURLをクリックするだけ、または決められたキーを入れればファイルをダウンロードができるサービスですが、誰がファイルをダウンロードしたのかログを取得する仕組みがないため、情報流出が発生した場合に、どこから漏れたのかログから原因分析をすることが難しいと言えます。
一方オンラインストレージでは、いつどのファイルの共有URLを発行して、誰がファイルダウンロードしたかなどのログを残せるので安心です。また、万が一誤送信をしてもすぐに共有URLを無効化したり、該当ファイルをストレージ上から削除したりすることで、情報漏えいを未然に防ぐことができます。
違い3：セキュリティ対策
多くのファイル転送サービスにはセキュリティ対策が施されていますが、無料サービスの中には必ずしもそれが十分とはいえないものもあります。過去に無料のファイル転送サービスで、サイバー攻撃により利用者のメールアドレスやログインパスワードなどが大量に漏えいした事件もありました。
もし企業の機密情報が流出すると、被害者への損害賠償や企業イメージの低下といった、取り返しのつかない事態になる恐れがあります。
オンラインストレージでは、保存ファイルや通信への暗号化など、セキュリティ対策が充実した製品もあります。
これらの点から、
・ファイル共有はもちろん、複数のファイルを保管できる
・過去の操作ログを確認でき、誤送信をしても対処できる
・安全にファイル共有ができる
まとめ
本記事ではファイル転送サービスとオンラインストレージの特徴や違いについて解説いたしました。社内やお客様とのファイル共有をおこなう際は、利便性とセキュリティ対策が兼ね備わった「オンラインストレージサービス」を利用するようにしましょう。
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共有するときも安心！細かなファイル権限設定
共有する際のファイルリンク化はもちろん、パスワードや有効期限、相手方のダウンロード回数まで制限できます。
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