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インターネットが遅い原因と解決策をご紹介
インターネットが遅くて困っている、ファイルの送受信に時間がかかる、Web会議中に途切れてしまうといったことはないでしょうか。
インターネットが遅いと言っても使っている端末や社内ネットワーク、インターネット回線など原因はさまざまあります。
そこで、本記事でインターネット回線が遅い原因と解決策についてご紹介します。
考えられる原因
原因についてご紹介する前にまずはインターネットの仕組みについてかんたんに説明します。
社内でインターネットを利用する際、光回線とプロバイダを経由してインターネットに接続します。
実はこの光回線とプロバイダが原因になっているかもしれません。
光回線
一つ目は光回線です。
光回線は契約プランによって最大通信速度が「100Mbps」、「200Mbps」、「1Gbps」など速度が大きく異なります。
最大通信速度は1秒間に送受信可能なデータ量を表していますので、同時にやり取りを行うデータ量が多い場合はデータの送受信に時間がかかり、インターネットが遅いと感じます。
現在主流の1Gbps(1000Mbps)と200Mbpsを比較すると、理論値ではありますが5倍も通信速度に差が出ます。
プロバイダ
二つ目はプロバイダです。
従来のインターネット環境はPPPoEという接続方式でした。PPPoEは網終端装置と呼ばれる通信機器を通りインターネットに接続します。通信量が多くなると網終端装置に負担がかかり通信速度が遅くなる原因と言われています。
インターネットを速くする解決策
ここからはインターネットを速くする解決策をご紹介します。
光回線
光回線の契約プランがギガプラン(1Gbps)ではない場合、ギガプランに変更することを推奨します。
また、光回線には「共有型」と「専有型」があります。
共有型は1本の光回線を複数の利用者で分けて使用しますので、価格は安いですがアクセスが集中すると通信速度が遅くなることがあります。
専有型は1本の回線を自社のみで使用するため、他の利用者の影響を受けることはありませんが、共有型と比べて価格が高価になります。
多くの企業では共有型の契約かと思いますが、通信を行うデータ量が多い企業や安定した通信環境を希望する企業では専有型も検討してみましょう。
プロバイダ
PPPoEから次世代型の接続方式であるIPoEへの変更を検討しましょう。
IPoEでは網終端装置を通らずにインターネットへアクセスが可能で、網終端装置の混雑の影響を受けない為、通信速度の改善が見込めます。
ただし、IPoEに切り替える際はIPoEに対応しているルーターが必要なため注意が必要です。
まとめ
本記事ではインターネット回線が遅い原因について「光回線」と「プロバイダ」に注目しご紹介しました。
現在契約しているプランについて早速確認しましょう。
また、インターネットが遅いという原因は一つだけでなく、複数の原因によるケースも少なくありません。
本記事で紹介した内容だけでなく、社内ネットワーク環境の見直しやパソコンなどの端末設定も合わせて確認してみましょう。
社内ネットワークの見直しについては『社内ネットワークが遅い原因と解決策をご紹介』を確認ください。
インターネット環境に関するお悩みは弊社へご相談ください
弊社ではインターネットサービスプロバイダとして接続サービスだけでなく、フレッツ光回線の提供も行っております。
また、長年の通信事業者として培ったノウハウを活かした社内ネットワーク環境のご提案も行っていますのでお客様のビジネスに合った社内外のネットワーク環境をご提案します。
ネットワーク環境でお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。